2010.03.23

2014年に何かが変わる?! とか、変わらないとか。

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少々大胆なタイトルを付け過ぎて、ちょっと後悔しておりますところのtak-tです。

僕は、日ごろの読書のほとんどが通勤電車内で、しかも専門書ばかりがほとんどなのですが、
そんな中、twitterで話題になっていた、非専門書を最近読みました。

クラウド時代と<クール革命>です。

一介のASerが何を壮大なテーマの本を読んでいるのだ!
だったら、日ごろのコードをもっとスマートにしろ!

等々、自問自答はしたものの、やはりこの5年くらいで何かが変わるのではないか、という空気を少しずつ感じては入るので、居ても立ってもおれず読みました。 

僕個人がこの本を批評したところで、なにもならないと思うので、本当に、思った事を羅列してみます。

コミケを生み育てた日本とその大衆は、やっぱりスゴイ

自分の知人には、大手出版社で働いているヤツがいるのですが、コイツがまた、どうしようもないくらいのオタクなのです。
家に遊びに行けばフィギュアが並び、滔々とその良さを語って聞かせてくれるのです。

その流れで、コミケについても聞いた事があります。
彼曰く、「あそこには、日本がある」、と。

最初、何を言っているんだコイツは、とバカにしていたのですが、この「コミケ」に関してもこの本は言及してありました。
要約すると、

日本は、コミケに対しては著作権的に寛容である。それなのに、You Tube に投稿されるMAD系動画を否定するのは如何なものだろう。

といった感じの内容。

なるほどなー、と感じました。

友人の話からも、そのコミケ内では「神」的な存在となってその才能を発揮している作家も多数いて、しかも彼ら・彼女らがプロとして活動する事もあるのだ、と聞きました。
著作権の保護は確かに大事なのですが、こういった流れを止めてしまうのも、日本としては非常に勿体ないというのは僕も感じます。

大衆から産まれたコンテンツは、やはり大衆のものとしておくべきですし、コミケが生まれる文化が日本の強みとなる可能性は充分にあるとも思いました。

海外クラウドに日本の全コンテンツを吸収されては困るよなー

この本には、クラウドを制した者が、「勝者総取り」で利益を受けるようになると書かれてます。(多分・・・)

現状、音楽の分野ではアップルがほぼ勝利を収めている気がします。ということは、日本で日本人アーティストの音楽をiTunesStoreで購入すると、日本の企業が儲かるはずだったお金の何割かがアップルに入るわけですよね。(短絡的ですかね・・・)

これは国としてはあまりよろしく無い流れというのは、経済に疎い僕でも、なんとなく分かります。

これから将来、音楽以外のコンテンツ(書籍内では映画が次のターゲットと書いてありました)が、海外クラウドで管理されていては、日本の文化的にも経済的にも良くないなー、と感じました。

特に、日本はコミケ文化があるわけで、そういったCGM的なコンテンツすらも海外クラウドに吸収されては元も子もないな、と。
なんとか、日本産のクラウド内に収めて置きたいという感情は、僕自身もこの本を読んで持ちました。

それが、日本の経済にどういう好影響を与えるのかは、イマイチ掴みとれてないのですが、クリエーター感情としては、いつまでも海外のサービスにお世話になってはいたくないな、というのは、ちょっと僕のナショナリズムの暴走でしょうかね・・・。

まとまらないけど、まとめ

僕には、この手の話題をまとめる力がまだ無いので、何か関連していそうで、気になる最近のニュースを貼りつけて、終りとさせて頂きます。

Google がテレビ端末を作る?!
NHK 放送記念日特集 <激震 マスメディア ~テレビ・新聞の未来~>
上記番組が利用した、twitterハッシュタグ
上記番組の”ウラ番組”としてストリーミング放送された番組の紹介記事

なんだか、NHK番組関係のリンクばかりですけど、結構タイムリーな話題だったので。

ちなみに、NHKの番組自体は再放送の予定があるそうです。
詳しくは、公式twitterアカウントをフォローしておくとよさそうですよ。 http://twitter.com/nhk_media

戸田@ドアズ社長ブログ

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