2011.07.15
今年の春からWeb業界に飛び込んできた新人Web屋さんたちは、そろそろ仕事にも慣れてきて、任される作業も少しずつ増えてくるので、制作が楽しく思えてくる時期かもしれませんね。
この春ドアズに入社した新人Web屋さんたちも、入社して早3ケ月が過ぎました。
でも、敢てこの時期だからこそ、仕事の基本に立ち返ってもらいたいと思います。(今回はドアズの新人さんたちに一番読んでもらいたい。)
※ドアズ的な考え方をshimanto独自の見解で書いてますので、相違がある場合は、こんな考え方もあるんだな的に眺めて下さい。
①常にクライアントの方向を向く
Web屋さんが仕事としてWebを制作する場合、どんな時もクライアントのことを忘れてはいけません。我々はクライアントに利益をもたらすための一つの手段としてWebをつくっているのです。
もっと言えば、クライアントのWebサイトは「クライアントのお客様」の為に存在します。つまり、エンドユーザーに利益をもたらすWebサイトを我々は提供し、そのことにより、クライアントが利益を得るのです。※利益とはもちろんお金だけの話ではありませんよ。
あなた(わたし)が作ったバナー、あなた(わたし)が書いたソースコード、あなた(わたし)が実装したスクリプト、あなた(わたし)がそれらをつくるために費やす時間、その全てがクライアントの方向を向いていて欲しいと願っています。
②森を見て木を考える。
新人の頃は、データ整理・コーディング・パーツ制作など、サイト全体のことよりも、数多くの細かい作業を任されるものです。するとどうしても目の前の作業のみに捕らわれがちになってしまいますが、そんな時こそ、距離をおいて自分の作業を眺めてみてほしいと思います。
自分が与えられた作業がそのWebサイト全体のなかでどのような意味を持っているのか、そのWebサイトのデザインの中で自分がつくるデザインはどのようにあるべきなのか、自分が書くソースコードはそのWebサイトの中では正しいのか、などなど、他にも色々なことが見えてくると思います。
③自分の意見や考えを常に持つ
最も陥りがちなのは、作業者になってしまうことです。全てに指示がなければ何もつくらなく(つくれなく)なってしまいます。
デザインであれば、出来上がったデザインに本人の意思が全く入っていなかったり、要件に対して質問すらないケースもあります。
コーディングであれば、ファイル同士の相関関係やルールなどを気にせず、独自のルールで構築してしまったりすることもあります。
要件に対して、こうすればもっと良くなるのではないかというような、自分の意見や考えを常に持つようにして欲しいと思います。
与えられたものを作るだけWeb屋さんにならないようにしましょう!
まとめ
新人さん!①クライアントの方向を見て、②全体から自分の作業の意味を考え、③制作物に自分の意思をしっかり注ぎ込む、そんなWeb屋さんを目指して下さい。
「作る」が「造る」になり、「造る」が「創る」になるように
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