2010.03.11
ポーランドのジャチェック・ウツコというデザイナーの話です。
建築家だったジャチェック・ウツコは、シルクドソレイユのショーを観たことをきっかけに「新聞のアートディレクター」になろうと考えました。
彼は紙面をリデザインし、それによって数多くの賞を受賞した結果、東ヨーロッパの新聞購読率を100%に高めることができたそうです。
↑ここからスピーチの様子が見れます。
やっと「デザインとはデザイナーのお遊びじゃなくて、社会の問題を解決する大切な行為」ということが、広がってきている
と、ナガオカケンメイさんが以前ブログで書いていましたが、はっきりとした形でデザインの力が人々に大きな影響を及ぼしたすごい例だと思います。
ちなみにウツコさん、4ヶ月くらい前に来日されてたみたいです。クリエイターズ・サミット2009のスピーカーとして招かれていたそうな。
同じくスピーカーで出演されていたビジアキの福井信蔵さんがブログにてそのときのことを書かれています。
Talk at the Creator’s Summit 2009
ジャチェック・ウツコが手がけた新聞の紙面が下記から見ることができます。
彼の「新聞でもなく、雑誌ですらなく、ポスターが作りたかった」との言葉どおり、このままのデザインで駅とかに貼られていても全然違和感がないです。
https://dis.ne.jp/blog/topics/935.html/trackback