2010.05.25

気になるキーワードを羅列して、見えてくる事があるとか、ないとか。

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ようやく納品ラッシュが収束して、やっとブログ書ける精神的余裕が出てきた所のtak-tです。
いやー、大変だった。

そんな納品ラッシュの中でも、一応色々とニュースを拾い読みはしていたのですが、ボチボチ、次のネットの方向性を表すキーワードが出揃って来ているような気がしているので、個人的にまとめてみます。

HTML5

ま、これはもう何も言わなくてもいいと思いますが、HTML5の実験的サイトも色々と立ち上がってますし、策定も進んで来ては居るようですが、同時に不穏な情報も色々と出てきていますね。

Google のビデオフォーマットとか、
Web SQL の策定停止とか、

制作サイドとしては、HTML5でユーザーエクスペリエンスの向上が見込めるのは確かだと思うので、後はどれだけ制作スピードを稼げるのかが気になります。できるだけ、ブラウザ毎に挙動違うとか、止めて頂きたい・・・。

ビデオフォーマットに関しては、H264押しのappleに対する嫌がらせにも見えますが、利権周りがクリアなwebM規格に流れて行きそうな気がしています。圧縮的には、H264の方が優秀な気がするのですが、どうなるんでしょうか。

タブレットデバイス

日本では今週金曜日に発売のiPadをはじめ、DELLHPも出すらしい、タブレット型デバイス。これがホントに一般層にも受け入れられるのかどうかはちょっと懐疑的なんですが、PC操作がキーボードとマウスで定着してから何十年、ようやくマウスから解放されるPC的なモノが出てきますね。

このデバイスだと、従来のマウスをウロつかせながら閲覧するスタイルのコンテンツが成り立たなくなるので、Flasherとしては今後もしこのデバイスが広まっていった時を考えて、今からどう作るべきか(ユーザーの操作をどう誘導するか)を想像して置かなければならないなー、と思っています。

Google TV

前の記事でも書きましたが、どうやら話は本格化しているらしいですね、Google TV

しかも、メーカーとしてソニーとLogitechが協力関係にある、と。

紹介ビデオを見る限り、ユーザーが見ているコンテンツがテレビコンテンツなのか、ウェブコンテンツなのか、意識できないくらいにシームレスに視聴体験を提供できるシカケを作っているみたいですね。
既存の「ウェブも見れますテレビ」とは違う、と、自ら公言していますし。

もしこれが本当なら、ユーザー体験としては新しいものを提供できるのではないのかな、と思ってます。

リアルタイム

これも今更な感じですが、twitterに始まり、今ではwoopraというサービスが始まっています。

woopraは、簡単に言えば「リアルタイムのGoogle Analytics」で、テレビの視聴率の如く、今、そのサイトを見ているユーザーの数と地域と、その他情報がリアルタイムに観測できるというサービスです。

5年前くらいまでは、ウェブとテレビは全く違うメディアだ、という見解がほとんどだったと思うのですが、今やリアルタイムメディアとしてテレビに近づいていくという側面も無視できない状況なのかもしれませんね。。。

woopraに関しては、使い方や新たなサービスの形を自分が想像出来ていないのですが、「リアルタイムメディアとしてのウェブ」については、色々と思考を巡らせておく必要があると思っています。

クラウド特区

4月の日経新聞のトップに、総務省が日本に「クラウド特区」なるものを、北海道か青森に作るとありました。

海外では、データセンターを増築する時は貨物コンテナのようなものを新たに設置してその中にサーバを置くらしいのですが(温度調節設備アリで)、日本でこの手法を行うと、建築法的に色々と余計なお金が掛かるそうで、それを緩和した、特別区域を作りましょう、と。

「別に海外のデータサーバを使ったらいいじゃない」、とも思うのですが、例えば日本が今後クラウドコンピューティングを利用して国民のデータを管理するような事を考えると、大事なデータが外国任せになってしまうと、一体何をやられるのか解ったもんじゃないですよね。
実際、アメリカでは犯罪抑止のためなら個人データを見れるとか見れないとか(情報不確ですが)。

日本はクラウド技術に関しては出遅れているらしいんですが、一体どこまで巻き返しできるのか。 気になります。

まとまらないけど、まとめ

と、色々と気になってるキーワードを書き連ねてみました。

まだ上手く説明できないのですが、これらのキーワードは、どれも単独で存在しているものではなく、お互いがお互いを助長しあったり、抑制しあったりしながら、今後のウェブの方向性を決めて行くんではないのかな、と、勝手に妄想しています。

クラウド特区に関しては日本としては切羽詰った問題ですが、それ以外は、個人的には非常にワクワクしています。
あらたな体験を提供できる可能性があるということは、なんと楽しみな事でしょうか!

個人的には、AS3以外の言語をちゃんと勉強しようとしているので、何の言語を選ぼうか悩み中です。

HTML5でJSかなぁ、、、
それとも、Google App Engine でJavaかPythonかなぁ、、、
はたまた、iPadでObjective-Cか、もしくはAndroidでJavaかなぁ、、、

どれを選べば勝ち組に近づけるのやら。

戸田@ドアズ社長ブログ

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