2010.01.29

PHP事始め 第3回~PHPと携帯サイト

AUTHOR

 今回から実際のソースコードについて書くつもりでしたが、最近、携帯サイトに関わる仕事がありまして、改めて携帯サイトはPHPでないといかんと深く感じ入りました。。。今回はそのあたりの話を書きたいと思います。

個人サイトでは日記的なページや、企業サイトでいえば会社紹介的なサイトであればHTMLベースのコーディングでも十分です。しかし携帯電話はよりユーザーに密着したツールなので、特に企業の場合はプロモーションとかサービスとかに活用したいですよね。

着声・着メロ・待ち受け・FLASH待ち受け・位置情報や動画、他のサービスとの連動などなど・・・使いたいサービスは星の数ほどあります。

その場合、何が一番ネックになるかというと・・・そう、キャリアと機種の仕様の違いです。只でさえ山ほどある機種に加え、毎年性能が高まる新製品が発売され、さらにはiphoneやAndroidまで、多種多様化が進んでいきす。今回shimantoが感じ入ったのは正にこれでした。着メロひとつ考えてみても、機種ごとのダウンロードのさせ方から、許容できるファイルサイズの差、ファイル形式の対応など、考えれば考えるほど頭が痛い。。。

即効性のある方法ではないけれどPHPを使った柔軟性の高い設計をしなければとてもやないけど対応できません。

PHPを使えば、最低限のキャリア判別は必須として、どこまでの機種をカバーするかを決め、機種判別によって表示するコンテンツ内容(ソースコード)を柔軟に変化させることができます。HTMLで全てのページを作っていく気の遠くなるような作業を考えると、PHPの偉大さを実感します。

ユーザーエージェント情報からキャリア判別の分岐に留めてきましたが、今回の仕事で調べる中で、本当に細かいキャリア毎の機種分岐で表示を変化させている携帯サイトがありました。どこまで分岐させているのか理解できません。しかしユーザーからは分からない部分でそれだけの心配りをする設計に感動するやら悔しいやら。コストもかかってますよ。悔しいのでどのサイトかは書きません。。。。(その代わり古い機種はバッサリ切ってましたけど。)

と思っていたら、最近はCakePHPとかフレームワークがいくつかあり、携帯用のライブラリーもあるみたいなので案外手間はかかってないのかな?PHP事始めを通して基礎を理解しつつその辺りも色々触って自分の中で検証しておかないといけないなと思う今日この頃でした。

次回こそはPHPの中身について書きます。

戸田@ドアズ社長ブログ

  • No items
PAGE TOP